【日本の京和傘】

和傘は、平安時代前後に中国より伝来したと言われている。その中でも、京都独特の落ち着いた美しさを取り入れ、和傘の最高級品として発展したのが「京和傘」である。現在では、京都の和傘製作は1店のみであり、少数精鋭の技術者によって「京和傘」の伝統が守られている。近年では、その製造技術を発展させ、照明器具のデザインや、観賞用の傘、建築インテリアに利用されるなど、多方面への開発も行われている。また「京和傘」は、学ぶを代表する茶道の席で使用される他に、英国エリザベス女王や故ダイアナ姫の来日の際など、各国を代表する賓客を迎える席にも飾られている。

13658994_1136779069728550_7659371019348351307_n