江戸時代後期、大谷村の赤土で陶器を作ったのが大谷焼の始まり。焼成に使用される登り窯は日本一を誇り、それを用いて焼かれる大物陶器は身の丈ほどになるものも。大物陶器を焼くために足で蹴ってロクロを回す独自の「寝ロクロ」工法は大谷焼独特の伝統の技であり、国の伝統的工芸品に指定されている。

2大谷焼

最近は、日常使いの湯飲みなども作られ、素朴な味わいが好評を博している。また、窯元では大谷焼の購入や、作陶行程の見学ができる。