【日本の十手】

十手(じって)は、長さ1m未満の鉄の棒で出来た日本の武具および補具の一つである。鉤で敵刃を絡め捕る用法の他に、敵刃からの防御に用いたり、突いたり打つなどの攻撃や相手の手足を絡め捕り捕縛する十手術がある。江戸時代の役人には「十手」の所持許可が与えられ、身分証明としての役割もあった。当時は、犯人を取り押さえる際に短棒術として用い、関節を極める・押さえつける・投げるなど柔術も併用して制圧し捕縛に用いていた。現在では、模造刀やおもちゃとして日本の観光地で販売されており、老若男女問わず人気が高い。

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