稲城市は、多摩川と多摩丘陵に囲まれた緑と水辺に恵まれた地域です。
丘陵地帯は縄文時代から住みやすいところで遺跡も多く残り、また、神社・仏閣も多いところです。
稲城市の歴史、民俗、教育と標本などを展示している建物が、稲城市郷土資料室です。コンパクトにまとめられ、東京郊外の歴史・生活ぶりを知るために、とても便利な建物です。

三つの展示室から構成され、古い学校を利用しているのも特色です。

■歴史展示室・・・稲城の原始古代時代から現代までの歴史を、17のテーマに分けて展示しています。土器や石器、古代の瓦、江戸時代の古文書など様々な歴史資料が見られます。
■民俗展示室・・・稲城の民俗資料を6つのテーマに分けて展示しています。農作業の道具、年中行事の道具、多摩川の漁労具、郷土芸能で使われる道具などがあります。
（写真は、多摩川を渡る底の浅い船）
■教育と標本展示室・・・旧稲城高校や旧稲城第五及び第八小学校の記念品や写真などの教育資料と旧稲城高校野外活動部が収集した蝶類・昆虫類の標本資料を展示しています。

○場所　稲城市平尾１?９?１（複合施設ふれんど平尾２階）
○開館時間　火曜日?日曜日の午前9時?午後5時、祝日の午後1時?4時
○休館日　毎週月曜日、年末年始、特別整理期間