白浜町の南東部に位置する日置川地域は、中心を清流日置川が流れ、川沿いに集落が点在しています。リゾート地のイメージが強い白浜地域とは雰囲気も異なり、海・山・川の自然に恵まれたのどかな地域です。

白浜はベタな観光リゾート地ですが、こちらの日置川地域では、観光は観光でも、体験型観光「ほんまもん体験」が盛んです。

「ほんまもん」とは、この辺りの方言で「本物」を意味します。

都会では経験することのできない農林漁業体験や、地域に根付いている伝統産業の作業体験、清流日置川を活用したアウトドア体験、また、おじいちゃんおばあちゃんのいる田舎へ帰ったかのような農林魚家体験（民泊）など、地域の特性を活かした田舎の本物の暮らしを体験することができます。また、世界遺産に登録されている熊野古道大辺路街道が通っており、語り部とともにいにしえの旅を体験することもできます。

豊かな自然と人々の笑顔が、体験者の心を育みます。農作業や漁業に関わることで、食育にも繋がり、主に中学生や高校生の教育旅行先として人気があります。